アロマ人

「クサい」を卒業。ニオイと闘う!

おじさんとアロマテラピー検定

臭いは元から断つ!

何の知識もなくエッセンシャルオイルを使用するも、香るナイスミドルになれなかった私だが、ダイエット成功により臭いはだいぶ改善されたように思う。腐った肉に香辛料をたっぷり振りかけたところで腐っているという本質は変わらないのと同様に、肥満からくる体臭にエッセンシャルオイルを振りまいたところで本質は変わらないし問題解決にはならない。だからこそ、本質を改善した今、香るナイスミドルにチャレンジなのだ!でも、その前に今回はアロマにまつわる雑談を。

 

 

アロマテラピー検定って男性受験者もいる?

勉強開始当初から懸念していたことがある。受験者のほとんどが女性ではないのか、なんでおじさんがいるの?と白い眼で見られるのではないのか、と。勉強とは全く別の精神面での恐怖がそこにはあった。だが、杞憂にすぎなかった。圧倒的少数だが男性受験者もちゃんといたのだ。なお私は、1級と2級の間に大した差がないように思えたため、1級を受験し、合格に至った。合格率90%という数字が物語っているように、難しくはなかった。この手のものは、試験よりも自ら情報を求め、知見を深めていくことが一番大変なのだとおもう。私は香るナイスミドルを目指して研究するぞ。

 

 

以下、どうでもいい長い話。

 

 

香りの違い

そもそもエッセンシャルオイルを全く理解していなかった。フレグランスオイルとエッセンシャルオイルの違いも分からぬまま、アロマディフューザーに使ったりお風呂に入れたりしていたのだが、謝ってフレグランスオイルを使っていたらと思うと鳥肌が立つ。例えるならお酒とメタノールの違いが判らず飲むレベルである。無知ってこわい・・・。専門店でない店ではフレグランスもエッセンシャルオイルもごちゃ混ぜになって陳列されていることもあるが、これは日本ではエッセンシャルオイルが雑貨扱いになっていることに起因するのかもしれない。世界各地でのアロマテラピーについては後述する。

 

【相違】

フレグランス(合成香料):加工がなされたもの、単離合成、純合成

エッセンシャルオイル精油):100%植物から抽出した天然素材のもの

※100%植物抽出とはいえ、毒性が強くアロマテラピーに適さないものがある。

 

フレグランスは、芳香剤に使われたり化粧品に使われたり、インテリアフレグランスオイルとして販売されていたりする。一方エッセンシャルオイルは、健康維持のための自然療法に用いられる。なお、アロマテラピー1級のテキストには、アロマテラピーの定義として「精油を用いてホリスティックな観点から行う自然療法である」との記述がある。詳細については「日本アロマ環境協会(AEAJ)」をご参照いただきたい。

 

(公社) 日本アロマ環境協会 | アロマを知る | アロマテラピーとは

 

 

世界各地のアロマテラピー

調べていて面白いことが分かった。国によってアロマテラピーの事情がかなり異なるのだ。

 

フランス:医療の一部、医療ハーバリズム(フィトテラピー)に含まれる。

     メディカルアロマテラピー施行、アロマトグラムに基づく処方など。

     メディカルグレードの高品質なエッセンシャルオイルが多い。

イギリス:身体へのマッサージ、アロマセラピストの職種が確立。

      ※イギリス医学会にメディカルアロマテラピーやアロマトロジーを認めさせたとのこと。

アメリカ:保険会社が制度上補完療法を認めていないため、病院での提供はないが

     関心は高まりつつある。合成アロマの使用増加。

ドイツ :アロマテラピーが行えるのは医師、国家認定自然療法士のみ。

     一般販売品は低頻出のものが多く、アロマランプ以外の使用には適さない。

日本  :エッセンシャルオイルは雑貨

 

【参考図書

プロフェッショナルのためのアロマテラピー第1版 フレグランスジャーナル社

 

個人的な意見だが、日本ではアロマ=美容のイメージが強いように思う。コスト削減にもつながるとのことなので、補完療法として医療現場に導入し、少しでも保険負担を減らすというのはどうでしょうか。国民保険料の負担軽減にもなるかもしれない。