おじさんとニオイ
「クサい」と言われる恐怖。
若いころは汗のニオイ程度で済んだので気にすることなどなかった。しかし、年を取りおじさんになると、自分のニオイを気にするようになってきた。いつからなのかはわからないが、確実にニオイの質が変わったからだ。寝起きの枕や布団の首回りに染みついたニオイをかいでみると、自分でもはっきりとわかる「クサさ」。他人なら我慢ならないだろう。
ニオイといえば、一番の恐怖は職場。クサい人は嫌われる。前職場でニオイのせいで女性に怒られる男性を見たことがあるが、彼女から発せられた言葉は恐怖そのものだった。まるで自分が言われたかのように心に突き刺さる。
女性「ちょっと離れてよ、クサいんだけど」
言われた本人は相当傷ついたことだろう。私も同じ被害を受けないよう注意しなければ・・・。ところでこの場合、クサいと言い放った女性とニオイ源の男性、真の被害者はどちらになるのだろう?私は考えた。
【男性側からみた被害】
クサいと言われたことによる、精神的苦痛
→ゲームでいうところの即死呪文?
【女性側からみた被害】
1.不快なニオイによる、精神的苦痛
2.業務への支障
3.広範囲に及ぶ影響
→ゲームでいうところの範囲毒ダメージ?
男性には、同じくクサい男として同情したい。しかし、考えるまでもなく真の被害者はこの場合女性だろう。さらに、ニオイは一定範囲に影響を及ぼすため、クサいと思った人は一人ではないはず。クサくなくなればみんなが幸せになれる。
ニオイを「臭い」から「匂い」へ!
いいにおいに俺はなる!
そんなところから、アロマテラピーはじめました。