謎の皮膚病を治したい
私は小さいころから謎の皮膚病を患っています。その謎具合たるや、地元の名医と謳われる皮膚科の専門医から「遺伝じゃね?知らんけど(意訳)」とさじを投げられるレベル。私の肩から肘にかけて極小のぶつぶつが広がっていて気持ち悪いことこの上ない。いままでずっと諦めてきたこの皮膚炎、せっかく始めた手作りクリームで何とかならないものか、ということで自分自身を実験台にいろいろ試していきたいと思います。(続きは「続きを読む」をクリック)
じっくり観察
このぶつぶつ、よく見ると毛穴がぷっくりと盛り上がっていて、色素沈着を起こしているように見えます(自己判断)。
医者の言う通り遺伝性の何らかの疾患がベースになっているのかもしれませんが、もしかしたら、そこに細菌が住み着いて悪さをしている可能性があるような気がしなくもありません。医者にもわからず、薬でも治らないなら自分で何とかするしかない。
基材選定
今回の実験で期待を寄せているのが「シーベリーオイル」。
【シーベリーオイル】
別名:
ヒッポファエオイル、トーンバックオイル、サジーオイル、シーバックソーンオイル
期待できるかもしれない効果:
過度の日光浴による細胞損傷前のプリケアとアフターケア、やけど、床ずれ、直りの悪い傷、特に厄介なアクネ(ニキビ)に効果的。ふけにも効くらしい。
参考図書:アロマテラピーのベースオイル(フラグレンスジャーナル社)
別名多すぎ(笑)。というわけで、探してみたものの手に入ったのは「シーベリーシードオイル」でした。実ではなく種のオイル。似たような効果が得られるのかわかりませんが、ひまわりオイルとホホバオイルをベースにクリームを作ってみました。
クリームのクラフト
試作なのでごく少量で作成します。
【基材】
・ホホバオイル(未精製) :2.5ml
・ひまわりオイル(ハイリノール):2.5ml
・シアバター(未精製) :1g
・ミツロウ :0.5g
・シーベリーシードオイル :3滴
▲左からミツロウ、ホホバ+ひまわりオイル、シアバター、シーベリーシードオイル
シアバターは薬さじでほじくりだして使っております。手でつかんで、分量はかって、多い分を戻して~ってやっていくとせっかくのシアバターがどんどん品質劣化します。余計な菌が繁殖するかもしれません。
【手順】
今回から温度計を導入。ミツロウは60度以上で溶けだしますが、シアバターは40度程度で溶けますし、それ以上の高温にさらさないほうが良いらしいので、それぞれ個別に温めていきます。
1.湯煎開始、まずはミツロウを溶かします
2.このぐらいまで溶けたらいったんガスを止める
3.同時にホホバ+ひまわりオイルの湯煎開始、温度が40度程度になったらミツロウに加える
4.余熱でシアバターを溶かす…はずが溶けなかったので少し再加熱
5.溶けたらミツロウに加える
6.よく混ぜて湯煎終了、シーベリーシードオイルを加えて混ぜ混ぜ
7.紙コップを経由せずに、容器にダイレクトIN
軽く混ぜてから空気を抜き、完全に冷えて固まったら完成です
クラフトの手順を紹介した書物はたくさんありますが、温度について言及している本が見たことがありません。なので、ここら辺は企業秘密だったり個人の勘だったりするのでしょう。数多く作るうちに何かしらノウハウが得られるかもしれません。
5日間つかってみた結果
結果を端的にいうと、失敗ですね
なぜかニキビができました(笑)。ハイリノールなひまわりオイルが良くなかった可能性が高いです。やっぱりひまわりオイルを使うならハイオレイック!しかし、あまり浸透しにくいような印象なので、素直に別のオイルに切り替えることにします。かかとのケアにはいいかもしれませんけどね。ということで次回は、ホホバ+マカダミア+シーベリーあたりで試作してみます。