アロマ人

「クサい」を卒業。ニオイと闘う!

ひまわりオイルでハンドクリームを作る

今回はひまわりオイルを使用してハンドクリームを作りました。

実は私、ひまわりオイルのことをよく知りません。

いい機会なのでじっくり調べてみました。

 

【ひまわりオイル】

別名:サンフラワーオイル

種類:

1. ハイリノール(普通のオイル)

   リノール酸たっぷり、酸化しやすい

   熱を加える料理には不向き(炒め物・フライ、ダメ、絶対)

   理論上スキンケアに非常に適しているが酸化の速さが難点

   ➡ホホバオイルと1:1でよく混ざり安定する

2. ハイオレイック(品種改良版)

   オレイン酸たっぷり、酸化はあまり早くない

   高温加熱OK(210℃まで)

   脂肪酸パターンがオリーブオイルに似ている(オリーブ油の代用品に)

   非常に肌にやさしい

 

参考図書:アロマテラピーのベースオイル(フレグランスジャーナル社)

 

ハイリノールとハイオレイックの2種類があることに驚きました。

常温しぼりのハイオレイックひまわりオイルが欲しいところですが

入手できたのはハイリノールのほうでした。

 

ということでさっそくクリーム製作開始!(「続きを読む」をクリック)

 

ひまわりオイルでつくるハンドクリーム

 

【基材】

・ひまわりオイル    : 3.75ml

・ホホバオイル(未精製): 3.75ml

・みつろう       : 1g

精油フランキンセンス): 1滴

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【手順】

1. ひまわりオイルにホホバオイルを加えてよく混ぜる

2. みつろうを加えてフライパンで湯煎

  (温度が高くなりすぎないように注意)

3. みつろうが溶けたら紙コップにすぐ移す

4. 周りが固まり始めたら精油をポトりと1滴

5. 軽く混ぜ、液体のうちに手早く容器に移す

6. 容器に移してからさらに混ぜる

7. 容器をトントンして空気抜き

8. 完全に固まったら完成!

 

なお、手順5の容器に移す過程はタイミングが大事です。

遅いとこんな感じで失敗します。

 

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▲容器に移すのが遅く途中で固まってしまった

 

 

耐熱性のある容器なら紙コップを使わずに容器に入れてしまってOK!

熱に弱いハイリノールのひまわりオイルを使用したため

みつろうが溶けるぎりぎりの温度で攻める必要がありました。

すごく難しかったです。

ということで、おすすめはハイオレイックひまわりオイル!

 

 

オイル豆知識

オイルを搾り取る方法はいくつかあります。

 

【代表的な抽出方法】

1. コールドプレス(低温圧搾)

2. エキスペラープレス(機械圧搾)

3. 遠心分離

4. 溶剤抽出(ヘキサン等の有機溶剤を用いた抽出)

 

4の溶剤によって抽出されたオイルは避けるべきです。

が、実は大容量で安いサラダ油や格安オリーブオイルなど

溶剤により抽出された製品が多数存在します。

 

なぜ有毒の溶剤を使ってまで食品油を抽出するのでしょうか?

それは、コールドプレスでは60%程度しか抽出できないものが

溶剤を使用することで95%まで抽出可能となるからです。

ビジネス視点で考えれば、溶剤抽出法は効率的な方法といえます。

 

 

というわけで、高いベースオイルを買う際には

・オーガニック

・溶剤不使用

の2点に注目して選びましょう。

 

それでは、良きアロマライフを♪