アロマ人

「クサい」を卒業。ニオイと闘う!

手作りハンドクリームの結果報告

先日ご依頼を受けて製作したハンドクリーム2品ですが

使用後のご報告をいただきました。

 

なお、試用いただいた方は男性ではなく女性。

スイートアーモンドオイルとミツロウをベースとした1作目は夜用クリーム、

複数のオイルを混合した2作目は昼用クリームとしてお使いのようです。

 

良かった点・悪かった点の両方を以下にまとめてみました。

(結果まとめは「続きを読む」をクリック)

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 手作りクリーム結果まとめ

【良かった点】

・化粧のノリがよくなった

・肌の乾燥が抑えられた

・肌のかゆみが減った

 

【悪かった点】

・夜用クリームの香りがきつすぎる

水分が浮いてきた

 

オイルとの相性がよく肌への効果は抜群だったようで、

すでにお替りを受けております。

しかし一方で改善すべき点と課題が見つかりました。

 

【要改善:香り】

夜用クリームの香りについては

ゼラニウム1滴入れるところを2滴入れてしまったのが主たる原因と思います。

そもそもゼラニウムは香りが強すぎるので入れるべきではないと判断しました。

芳香蒸留水だけでも十分かもしれません。

 

【課題:水分の分離】

さて、難しいのはこちら。

芳香蒸留水とは芳香成分を含んだ[水]です。

水と油はそもそも完全に混ざり合わないものですが

もしかしたら製作工程の改善で変わるかもしれません。

ということで、製作工程を一部変更、試作してみました。

 

課題解決:試作ver

【基材】

・ミツロウ        :1g

・スイートアーモンドオイル:7ml

・芳香蒸留水(ローズ)  :1ml

 

【手順】

1. ミツロウとスイートアーモンドオイルを耐熱ガラスの器に入れる

2. 湯煎しながらかき混ぜる

3. 芳香蒸留水の湯煎開始

4. ミツロウが解けきったら芳香蒸留水を加える

5. 2~3分かき混ぜ続ける

6. 紙コップに移す

7. クリーム色に変わるまでかき混ぜる

8. 容器に移して空気抜き

9. 完全に冷えたら

 

手順3の赤文字の部分が変更を加えた工程です。

以前は紙コップに移してから芳香蒸留水を加えておりました。

 

 

試作Ver:結果

試作後1週間ほど様子を見てみましたが

水が完全分離するような現象は確認できませんでした。

 

しかし、クリームを手に取り体温で溶かしてみると

手のひらでクリームと水分が分離する現象が。

湯煎したところで完全に混ざるわけではなさそうです。

さすがは水と油といったところでしょうか。

とはいえ、ここまで安定するなら及第点かもしれません。

 

芳香蒸留水の特別な効果を期待しないのであれば

一層のこと水を省くのも手かもしれません。

ミツロウ比率を下げることでソフトなクリームが作れますしね。

 

次作について

女性用化粧品には香り付きのものが多いので

できれば無香料バージョンも作って欲しいとのご意見もいただきました。

女性視点での貴重なご意見をいただけて非常にうれしく思います。

ということで次回は数種類のバージョンを製作してみようかと思います。

 

手作りはトライ&エラーを繰り返しながら最適解を探る過程がとても楽しいです。

興味を持ったら一度試してみてはいかがでしょうか?

それでは、良きアロマライフを♪