アロマ人

「クサい」を卒業。ニオイと闘う!

【4コマ漫画】シトラス系精油と光毒性

シトラス系・・・わかりやすく言うと柑橘系、マンダリンやグレープフルーツ、ベルガモットなどの系統です。このシトラス系のエッセンシャルオイル精油)には光毒性(ひかりどくせい)があると言われております。今回の4コマ漫画はこの光毒性をテーマにしたものです。

(4コマ漫画は「続きを読む」をクリック!)

 

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▲主人公はひよこの女の子、名前は「ひな」。ど下手ですが、これでもひよこです。

 

 光毒性は怖いよ

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上記の他、ビターオレンジも強い光毒性があると言われております。オレンジスイートやマンダリンの光毒性については諸説ありますが、成分表を見てフロクマリン類(ベルガプテン、ベルガモッチン、ベルガプトールなど)が含まれているかどうかで判断しましょう。

 

ぶっちゃけ、光毒性は紫外線よりやべぇヤツ

 

 

成分表の意義

前述のとおり、私は光毒性を示す成分が含まれるかどうかを判断する材料として精油に添付されている成分表を確認します。この成分表から「主な芳香成分」を確認することで偽和でないかどうかの推測することも可能なわけですが、残念なことに成分表が添付されている製品はかなり少数です。極論すれば、成分表のない製品は偽和である可能性が高いということ。「精油の生産量より消費量のほうがはるかに多い」との話を耳にしたことがありますが、これが意味するのは偽和品が大量流通しているということです。それっぽい香りを楽しむだけならまだいいかもしれませんが、本来の効能は全く期待できないものとお考え下さい。

 

成分表を確認するにも、比較するためのデータが必要になります。私が参考にしている書籍がありますので紹介します。

 

▽一般向け

アロマテラピーの教科書 和田文緒著 新星出版社

▽専門書

ビジュアルガイド 精油の化学 長島司著 フレグランスジャーナル社

 

 

詐欺レベルの商品にご注意

【AEAJ表示基準適合認定精油を謳い、派手に売られている商品をよく見かけますが、騙されてはいけません。AEAJ表示基準適合認定精油とは商品のラベルや使用説明書に必須項目が明記されていることを認定するもので、中身が正規品であることを認定するものではないからです。優良誤認でひっかからないの?といつも疑問に思っています。

 

AEAJ表示基準適合認定精油として認められた精油にはラベル部分や使用説明書に必ず精油製品情報の8項目と4つの使用上の注意事項が記されています。

1 精油製品情報(8項目)
1. ブランド名
2. 品名
「ペパーミント」や「レモン」などの植物の名前(通称名)が表示されています。

3. 学名
植物は国や地域の方言により呼び名が異なることがあるため、学名を使用することで間違いを防ぐことができます。

4. 抽出部分(部位)
同じ学名の植物でも抽出部分が異なると精油の内容も異なります。例えば、花と葉では当然香りも違ってきます。

5. 抽出方法
同じ植物、抽出部分でも抽出方法が異なれば精油の内容も異なります。同じ植物から異なる抽出方法により抽出されている精油もあります。

6. 生産国(生産地)または原産国(原産地)
産地により土壌、天候が異なるため、精油の内容に大きな影響を与えます。産地は精油の個性をあらわす重要な情報です。

7. 内容量
精油の内容量を示しています。

8. 発売元または輸入元
精油を販売する上で責任の所在を表すものです。発売元や輸入元、製造元または販売元が記載されています。

2 使用上の注意事項
1. 原液を皮膚につけないでください。
2. 絶対に飲用しないでください。
3. お子様の手の届かないところに保管してください。
4. 火気には十分ご注意ください。
認定について
AEAJ法人正会員を対象に以下3項目の遵守・徹底を認定項目とし、厳正なる審査のうえ
認定合格した精油ブランドに対しては所定の「認定証」を発行しております。

1. 精油商品に、定められた「精油製品情報」が整っていること
2. 精油商品に、定められた「使用上の注意事項」が明記されていること
3. 協会が求める高度な「企業モラル」を遵守する旨の「確認書」を提出すること

 

引用元:公益社団法人 日本アロマ環境協会HP「AEAJ表示基準適合精油認定制度」より抜粋

http://www.aromakankyo.or.jp/aeaj/activity/oil/

 

バルス

偽和メーカー滅ぶべし。

それでは、良きアロマライフを♪